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セゾン投信、中野会長の更迭報道

ゼゾン投信の中野会長の更迭の報が入ってきた。 報道によると、販路拡大を主張する親会社のクレディセゾン会長との路線対立との事である。 セゾン投信は中野さんが立ち上げた時より、長期積立による資産形成を掲げ、ジワリジワリ着実に育ってきた。 近年には自身は会長となり、次代へのバトンタッチへの体制も整っていたにも関わらず、このような事になったという事は、親会社としてはセゾン投信の利益に満足できていなかったという事だろう。 販路拡大しもっと稼げと言う事だ。 私もセゾン投信のファンドを買える手段が少なく、直売にこだわり過ぎではないかと思ってた。 ネット証券で買えるようにすればいいのにと思ってた。 おそらくではあるが、クレディセゾンの方もそう考えていたのではないだろうか。しかし中野会長は、セゾン投信の理念を理解し、共感した上で購入してほしい、その信念を私の想像より大切にされていたのだろう。気軽に買ってくれるなよ。そうでなければ安定した資金流入、とりわけ下落局面において、狼狽売りに巻き込まれる。そんな考えがあったのではないかと推察する。 今後、セゾン投信はどうなるのだろうか。中野さんの理念は守っていくとの事だが、親会社の意向を無視する事はできない。 なんらかの変化はあるはずだ。 セゾン投信に長期積立による資産形成を知ったひとりとして、設定来からの受益者のひとりとして、今回の件は、自身の資産の心配と共に、中野さんの心中を察する。 「セゾン号」よくレポートで使われているフレーズだ。その長距離列車からこのような形で中野さんが下車する事になるとは残念でならない。